【Ⅰ】何故食事療法が最も大切なのか?
当院では食事の大切さを第一に訴えております。健康を願う全ての人は食事に注意することが必要です。しかしながら長年をかけて身につけた食習慣の偏りを矯正することは難しく、また様々な情報による食事の情報を耳にすると、本当に何が食事で大切なのか判断することは極めて困難です。
最も当たり前に毎日している食事なので、それを変えることは大変なのです。だからこそ効果が最もでやすい健康法と言えます。
【Ⅱ】具体的にはどうなのか?
サンプラザ中野くんという有名な芸能人がいます。彼は小さい頃肥満児で胃腸が弱く、よく風邪を引いていました。芸能人になって10年後頃、マッチョな体を目指してプロテインを毎日どんぶり一杯食べ始めてから体調は最悪になったそうです。いつも疲れやすく、動悸がして冷えもひどい。仕事でもひらめきが減ってすぐに煮詰まってしまうような日々が続きました。そんな時にある食事療法に出会い、20kgのダイエットに成功。野菜・少食を中心とした食事療法に彼は救われたのでした。
スポーツジムに通っても健康になれずに、運動することをやめてしまう人は食事のとり方と運動の選択に間違いがある人は多いものです。かくいう自分もそうでした。
【Ⅲ】どのような食事療法があるのか?
前述した食事療法の創始者は甲田光雄氏。彼は少食と菜食主義を主張しています。難病全般に有効であるようです。
ガンに対する食事療法は菜食主義に加えて、塩分・炭水化物を厳しく制限し、野菜・果物を推奨します。
糖尿病では炭水化物を極端にカットする食事療法を自ら実践する医師も複数います。実際に糖尿病になりその食事療法で改善した共通した背景があります。
食事療法には多少極端すぎないかと思わせるものが多いようです。
【Ⅳ】でも食事療法は数多くあるが、どれが本当なのか?
ましてやこのような食事療法に対して別な医者からの批判も根強くあります。これでは一体何を信じて良いのか分かりません。大型書店に行くと、健康に関する数多くの本を見ます。まるで矛盾することを主張している本もたくさんあります。同じ光景を大学受験コーナーで見る事ができます。無数の種類の勉強法や参考書です。その目的を達成するために多大な努力と困難を必要とする事に関する本は大抵種類が多いものです。
富士山の登山道には4つあります。それと同様に、ある目的を達成するにも多くのやり方があります。あまりも何か特殊な健康法だけにこだわる事もいかがなものでしょうか。一番大切な事はその人の現状を正しく認識して、最もふさわしい食事・運動や薬物・漢方治療を実践する事です。
それでもここでどうしても言わなければいけないことがあります。それはどんな健康法でも少食だけは間違いなく真実だということです。ここを省く健康法はあり得ません。今よりも健康になることを望むのならばどうしても少食を受け入れる事です。ここが一番強調したい点です。
『甲田氏が2004年に発表した、少食で効果がある病気・症状』
1)肩こり・頭痛・便通・むくみ・肌荒れ・疲れ・冷え症・アトピー性皮膚炎・午前中の脱力・おならの悪臭
…… 90%の人が改善
2)動悸・朝の目覚め・生理痛・スタミナ・花粉症・めまい・立ちくらみ …… 80%以上の人が改善
3)不整脈・風邪 …… 70%以上の人が改善
ここで補足説明すると朝の目覚めがよいとかだるさが改善することは、睡眠状態がすこぶる改善することにその理由があります。比較的効果が出やすいもののひとつです。
また少食にはコツがあります。自己流で行うとかえって体調を崩して大変危険です。
【Ⅴ】食事療法以外には何が必要か?
心と身体の両方を意識することが大切です。まず身体を動かすことはとても大切です。筋トレなどの激しい運動が好まれる傾向にありますが、健康維持には向きません。
また精神状態の維持も極めて大切です。不適切な判断は不適切な行動となり、体調に大きく影響することは自明の事です。ストレスや否定的な考えはよくありません。精神的にも前向きな対応を心がけることができると体調も大変良くなるものです。
【Ⅵ】まとめ
上記の事を心がけても十分な効果がでない人もいます。仕事での付き合いがあり、育児があって、自分だけの都合だけでは生活できない事もあります。当院ではそのような方には漢方治療を利用しています。しかし服薬量を減らす意味でも食事療法を極力実行するようにしていただいております。
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